世界最古の言語とは?

アヴェスター語

アヴェスター語は、現在のイランやインドにかけて広がったゾロアスター教の聖典『アヴェスター』に使われた言語で、文献に残っている最古の言語です。紀元前1500年から1000年ごろに成立し、現在ではほとんど使われません。

エジプト語

エジプトのヒエログリフと呼ばれる文字で書かれた、古代エジプトの王朝時代から使われていた言語です。紀元前3千年ごろから使われ、公用語としては紀元前7世紀に消滅しました。

シュメール語

シュメール語は、現在のイラク南部で紀元前4千年ごろから使われた言語で、世界最古の文字で書かれた文献とされる『クル・アヌビン』に使われました。紀元前2千年ごろには、アッカド語に取って代わられました。

古代中国語

殷代の甲骨文字や周代の青銅器文字に現れる、古代中国で使われていた言語で、紀元前13世紀ごろから使われました。漢字の起源ともなった言語で、現在も文語として残っています。

サンスクリット語

サンスクリット語は、紀元前2千年ごろにインドで成立し、ヴェーダと呼ばれる古代インドの聖典などに使われた言語です。古代インドの文化や知識の発展に大きく貢献し、現代ヒンドゥー教の聖典にも使われています。

これらの言語は、人類の歴史を語るうえで重要な役割を果たしています。今日の言語にも、古代の言語遺産を受け継いでいる部分が少なくないのではないでしょうか。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です