世界最大の野生動物保護区は、グリーンランドの北東部にある

豆知識

グリーンランドの東部には氷河が広がっていますが、北東部には世界最大の野生動物保護区があります。この保護区には、北極狐、ホッキョクグマ、カナダガン、ワカケホンセイウミガメなどが生息しています。

保護区の正式名称は「ツンドラ・ナショナル・パーク」といい、面積は97,000 km²に及びます。この面積は、日本の大阪府や、イギリスのウェールズよりも広いです。

北極狐は、白い毛皮が特徴的な動物で、保護区内にたくさん生息しています。また、ホッキョクグマも保護区内で見つかることができますが、最近の調査では、生息数が減ってきていることが分かっています。

カナダガンはカナダやアメリカにも生息する鳥で、氷の上を歩くことができます。また、ワカケホンセイウミガメは、体長が1m以上になる大型のカメで、保護区内に生息している数少ない種類の一つです。

保護区は、ツンドラ地帯に位置しており、ほとんど雪や氷で覆われています。一年中寒さが厳しく、人間が住める環境ではありませんが、野生動物にとっては稀少な生息環境です。