世界初のスマートフォンはIBMのSimon

豆知識

1993年、IBMが発売したスマートフォン「Simon」は、GPSやインターネット接続に加え、タッチスクリーン、Eメール、FAX、スケジュール管理、音声認識など、現代のスマートフォンと同様の機能を備えていた。ただし、サイズや重さが現行のスマートフォンに比べて大きく、バッテリーも短時間で交換が必要だった。

詳細

「Simon」は、1993年2月にアメリカで発売されたスマートフォンです。当時、携帯電話は販売されていましたが、基本的には通話専用で、その他の機能はない状態でした。しかし、「Simon」は、画面に触れることで操作可能なタッチスクリーンを搭載し、現代のスマートフォンに通じる多様な機能が備わっていました。

例えば、Eメールを受信したり送信したりすることができ、FAXも送信することができました。オフィスでの業務に必要なスケジュール管理機能もあり、電話やFAX番号を音声認識で保存することもできました。また、GPSを備えていたため、位置情報の取得も可能でした。

Simonの外観は、現代のスマートフォンとは異なります。大きさは23×8×5cm、重さは500gと、現在のスマホよりも大きく、重くなっています。充電時間も4時間以上で、普通に使っても1時間半しかもたなかったため、バッテリー交換が必要でした。

まとめ

「Simon」は、現代のスマートフォンの原型といえる製品でした。タッチスクリーン、Eメール、FAX、スケジュール管理、音声認識、GPSなど、多様な機能が備わっており、今日のスマホに通じるものであった点が興味深いです。ただし、当時はまだ充電時間やバッテリーの問題が完全に解決されていなかったことも、現代のスマホとの違いの一つとして見て取ることができます。


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