台湾から世界中へ
タピオカドリンクという飲み物は、2000年代に入ってから日本でも目にする機会が増えた。しかし、その起源は台湾にある。
台湾で大衆文化となった「珍珠奶茶(ジェンジュニャーター)」と呼ばれるミルクティーに、タピオカを加えることで新しい味を生み出したのが始まりだ。当初はまだ珍しかったタピオカ入りドリンクだが、その後世界中に広がっていった。
タピオカはキャッサバから作られる
タピオカという言葉には何の由来があるのだろうか。実はタピオカとはキャッサバの根から作られたデンプン粉のことを指す。キャッサバはサトウキビやトウモロコシなどと並び、世界三大穀物の一つに挙げられる。
タピオカの製法は、キャッサバの根を深い鍋に入れてゆっくり蒸し、細かく砕いた後、水洗いして沈殿させてから乾燥させるというもの。このデンプン粉に水分を加えてこねたものを練ると、タピオカの原形が現れる。
タピオカが危険な理由
近年、タピオカが危険なというニュースが話題となったことがある。それはタピオカの主成分であるタピオカデンプンが、消化しきれないために腸内にとどまってしまう可能性があるというものだ。
また、タピオカには砂糖や農薬、保存料が添加されていることがあり、その影響による健康被害の報告も上がっている。タピオカを飲む際には、少し気をつける必要があるかもしれない。
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