奇妙な食用昆虫

アリの子供

アマゾン地域などで食用とされるアリの子供は、香り高くコクのある味わいが特徴です。アリの巣を切り開き、子供たちを取り出して軽く火を通し、塩やスパイスで味付けして食べます。

タイやカンボジアでは、ニンジンやキノコなどと一緒に炒めて食べられるカのアゴは、プルプルとした食感が楽しめるそうです。また、カが吐く腺液は、塩やはちみつと混ぜて飲むと喉の痛みを和らげる効果があるとされています。

日本でも見られるショウリョウバッタは、中華圏では衣料や食用にも利用されます。特に幼虫は、高タンパク・低脂肪の栄養価が高く、味も淡白で万人受けするそうです。

世界的にも珍しいクモを食べる文化がある地域があります。キューバでは、キューバオオコモリグモを天ぷらにして食べたり、ベトナムではタランチュラを揚げたり、カンボジアでは街角で売っている「クモのスナック」が人気になっています。

トコジラミは、味は甘みと酸味が混ざった独特の味わいで、コーンチップスやお菓子にすることができます。彼らはまた、食材として利用されるだけでなく、サプリメントとしても販売されています。