背景
長寿を追求するための健康法は様々ありますが、健康的な食生活と運動はその代表的なものでしょう。しかし、最近の研究では、食事が長寿にもたらす影響が、運動効果以上である可能性があるとされています。
研究結果
2019年に発表されたオランダの研究によると、4つの健康指標(BMI、血圧、コレステロール、血糖)全てを改善することができるのは、毎日250グラム以上の野菜・果物摂取と1日平均40分以上の有酸素運動を行う人々であることが示されました。しかし、この研究では、250グラム未満の野菜・果物を摂取する人々でも、1日平均30分以上の有酸素運動を行うことで4つの健康指標のうち、3つが改善することが分かりました。
考察
この研究結果は、摂取する食品量が増加するにつれ、健康に良い作用が増えるということを示しています。しかし、野菜・果物の高い摂取量は、貧乏な国や人々にとっては手軽には実現できません。一方で、運動に対しては国民一人あたりのスペースやコストの面から、誰でも簡単にはじめることができます。このことから、運動に対する取り組みを推奨するのも適切と言えるでしょう。
まとめ
健康を保つためには、バランスの良い食事と適度な運動は必要不可欠です。しかし、摂取する食品量が多ければ多いほど、健康に良い影響を与えるという研究結果もあることから、野菜・果物の多い食生活を心がけることが大切です。一方で、誰でも気軽に始めることができる運動も、健康を維持するために重要であることは間違いありません。
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