豆知識
火星は地球から見ると赤く見えますが、実際のところは赤い色をしているのでしょうか?その理由を見てみましょう。
火星の大気の成分
火星の大気の成分は、主に二酸化炭素で構成されています。この二酸化炭素が、火星の表面にある鉄鉱石を酸化させ、火星の表面は赤く見えます。鉄の酸化により、表面に酸化鉄(赤鉄鉱)という物質が生じ、これが表面を赤く染める原因となります。
地球との比較
地球では、大気中の酸素や水蒸気が大気中の光線を散乱させ、青色に見えますが、火星の大気には酸素や水蒸気がほとんど含まれていないため、光線の散乱が起こりにくく、肉眼で見た限りでは赤色に見えます。
まとめ
火星が赤く見えるのは、表面の鉄鉱石が二酸化炭素によって酸化され、生じた酸化鉄(赤鉄鉱)の色が表面を赤く染めるためです。また、地球とは大気中の成分や光の散乱の仕方が異なるため、見た目が異なるのです。
参考文献:
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