アイスクリームの成分には「クチナシ色素」が含まれている

豆知識1：アイスクリームの黄色い色は天然成分ではない

アイスクリームの黄色い色は、乳脂肪分や卵黄からの黄色色素や、合成着色料によって実現されています。しかし、実はアイスクリームには「クチナシ色素」という天然成分が含まれていることをご存知でしょうか。クチナシは、インドネシア原産の植物で、日本でも薄いピンクやオレンジ色の花を咲かせます。この植物の種子から抽出される色素が、アイスクリームの黄色い色を演出するのに利用されています。

しかし、クチナシ色素は、種子から抽出される過程でエチルアセタートという溶剤を使用するため、アルコールに弱い人や、アルコール禁止の宗教上の理由からアルコールを避けている人には注意が必要です。

豆知識2：アイスクリームは天然の抗うつ剤

アイスクリームが大好きな人も多いと思いますが、実はアイスクリームに含まれる成分には、ストレスを緩和する作用があることがわかっています。アイスクリームに含まれる乳たんぱく質は、セロトニンという神経伝達物質の原料となるトリプトファンを豊富に含んでいます。セロトニンは、脳内で産生され、気分を安定させ、ストレスを軽減する作用があります。また、アイスクリームに含まれる糖分も、脳に報酬回路を刺激するため、気分を落ち着かせる効果があるとされています。

しかし、アイスクリームは高カロリーのため、食べ過ぎには注意が必要です。また、アイスクリームに含まれる乳製品にアレルギーを持つ人もいますので、食べる際には自己管理が必要です。