自転車の起源は蒸気機関車?

豆知識1：蒸気機関車に着想を得た

今や身近な交通手段となった自転車ですが、その起源は19世紀初頭に遡ります。実は、自転車の原型は蒸気機関車に着想を得たのが始まりとされています。1800年代初頭、スコットランドの水路管理官デニス・ジョンソンは、石炭を燃料とする蒸気機関車の走る音に魅了されました。そして、自分が常に風に抵抗しながら歩く必要がない機械を作り出したいと考えました。

豆知識2：歩行機から進化

ジョンソンは、手を使って進む歩行機を改良する中で、後輪に発明された足踏み式ペダルを発明しました。この改良により、歩行機は自転車に進化を遂げました。そして、1839年、スコットランド人のキルマーノックという人物が、自転車を作成しました。彼は、ジョンソンの発明を基に、前輪にハンドルを取り付け、後輪にペダルを取り付ける形に改良しています。

豆知識3：初期の自転車は危険だった

しかし、初期の自転車は、現代のものよりずっと危険でした。ブレーキがなく、タイヤは空気を入れられるものではなく、道路は石畳しかなかったため、路面に固定された自転車は、ワゴン足や転倒がつきまとう危険な乗り物でした。これらの問題を解決するために、自転車は様々な改良が加えられ、次第に安全で使いやすいものに進化していきました。

以上、自転車の起源と初期の歴史についての豆知識でした。