ホタルの光の正体は化学反応!

ホタルの光る仕組み

ホタルは夜になると、お尻から光を放ちますよね。この光る仕組みは、生物発光という現象です。

ホタルは、特殊な酵素であるルシフェラーゼを持っています。この酵素が、ルシフェリンという物質と反応することで光を発するのです。

ルシフェリンは、ホタルが食べ物として摂取する昆虫に含まれています。ホタルは、昼間に摂取したルシフェリンを体内に蓄えて、夜になるとルシフェラーゼと反応させることで光を発しているのです。

発光色の決まり方

ホタルが発する光の色は、種によって異なります。これは、ルシフェラーゼやルシフェリンの種類が違うためです。

例えば、ホタルの翼が青く光る種類は、ルシフェリンがアデニンという物質であるため、発光色が決まっているといわれています。

ホタルの光は消費エネルギーが少ない!

ホタルが光を発するために必要なエネルギーは、他の生物発光物質に比べて非常に少ないというのが特徴です。

これは、ルシフェリンとルシフェラーゼの反応がとても効率的であるためだと考えられています。効率的な反応によって発生する熱が少なく、エネルギーの損失が少ないのです。

また、1匹のホタルが放つ光の量は、1ミリワット程度と言われています。これは、人間の目にはほとんど見えない程度の微量な光です。


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