コーヒー豆には”舞”がある

豆知識

コーヒー豆には、薄い白い膜が被っている「銀皮」と、クリーム色の膜が被っている「皮」があります。さらに内側には、丸い「豆本体」があります。

そして、豆本体の外側に存在するのが、この記事のテーマである「舞」です。

舞とは、別名「果皮膜」とも呼ばれ、豆本体と皮の間にある薄い膜のことです。

舞は、精製されたコーヒー豆にはほとんど残らないため、生豆の場合にしか見ることができません。

雑学

舞は、特にコーヒー豆の焙煎において重要な役割を果たします。

舞が多い豆を焙煎すると、豆の中心部分まで熱が伝わりにくくなってしまい、不均一な焙煎になってしまいます。一方、舞が少ない豆は均一に焙煎されるため、高品質なコーヒーができやすくなります。

しかし、焙煎度の異なる豆が混ざることによって、コーヒーの風味が変化するため、焙煎度も統一されることが多いです。