ミイラ化する生物の種類
ミイラといえば、古代エジプトで行われた人間の死体の保存法として誰もが知っていると思います。しかし、実は人間以外の生物もミイラ化することがあるのです。
例えば、動物の中には天然のミイラが発掘された種類が存在しています。
ミイラ化する生物のうち、代表的なものを紹介
・カブトムシ
土中に産卵するため、自分自身をミイラにすることがあります。産卵場所が適温で乾燥していると、卵に分泌する体液が乾燥し、ミイラ化してしまうのです。そのため、カブトムシが埋まっている土を売っていることもあるそうです。
・クワガタムシ
カブトムシ同様、産卵に適した場所で自己ミイラ化をすることがあります。また、クワガタムシの幼虫は、巨大化するために腐敗した樹木を食べることがあり、この過程でも体内の水分が蒸発し、自己ミイラ化をすることがあります。
・オーストラリアの腐肉食性の蛆虫(Dermestes maculatus)
肉や皮膚などを食べて生きる腐肉食性の蛆虫で、他の腐肉食性生物と異なり、自らのウロコを果肉にして体液を排出し、固まったのち、自己ミイラ化します。
まとめ
ミイラ化は、人間だけがされるものではありません。カブトムシやクワガタムシ、腐肉食性蛆虫などが、自己ミイラ化をする例が見られます。
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