世界最古のコーヒー

豆知識：

エチオピアがコーヒーの起源地であると広く知られていますが、そのなかでも「ハラール」と呼ばれる地域で、今も古い方法でコーヒーを作っています。

ハラールはイエメンとの国境にほど近い地域で、家庭の敷地内に木製の酒樽を使って、手摘みした生豆を炒っています。この方法は「干し式」と呼ばれ、「ナチュラルプロセス」と呼ばれる現代的な方法と対比されます。

雑学：

「ハラール」はアラビア語由来の言葉であり、小さなコミュニティでありながら、大変な誇りを持っています。彼らが手間暇かけて育てた絶品コーヒーは、深い味わいがあるとして、常に高値で取引されています。

また、ハラールのコーヒー豆から作られる飲み物は「カフィルルワーエ」と呼ばれます。このカフィルルワーエは、アフリカ東部に古くから伝わるスパイスミックス「バハラト」が加えられ、非常に独特の香りと味わいがあります。