豆知識:
世界的に有名な血液型の種類として、「A型」「B型」「AB型」「O型」がありますが、なんと、日本人には存在しない血液型があります。それは、「Bombay型(hh型)」と呼ばれる血液型で、世界的には非常に希少な血液型となっています。
詳細:
Bombay型は、ABO式血液型というものの変異種として認識されています。通常のABO式では、赤血球の表面にある抗原が「A」または「B」のいずれかであるとされています。一方で、Bombay型の人は、表面に「H」という抗原しか持っておらず、「A」や「B」の抗原は持っていません。
このため、Bombay型の人が血液型検査を受けた場合、通常の検査法では「O型」と判定されてしまいます。そのため、Bombay型の人の場合、通常の血液型検査では正しい血液型がわからないため、自分の血液型を確認するためには特殊な検査が必要となります。ちなみに、Bombay型は、インドやパキスタンなど南アジア地域で生まれる可能性が高く、その頻度は非常に低いとされています。
まとめ:
日本人には存在しない「Bombay型」は、生まれた国や地域によって希少な存在となる血液型の一つです。通常の血液型検査では判明しないため、特殊な検査を行う必要があります。
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