日本語の「サーモスタット」は英語の「thermostat」から来ている
「サーモスタット」という言葉は、機械や電子機器の分野でよく使用される言葉だ。蓋を開けると温度調整機能がついているような電気ポットや、家庭用エアコンなどに使用されている。そもそもこの「サーモスタット」という言葉の由来は何なのか。
日本語の「サーモスタット」は、英語の「thermostat」に由来する言葉である。thermostatのthermoは、熱を表す「thermal」に、statは「状態を示す」という意味の英単語「state」から来ている。つまり、「thermostat」の意味は簡単に言うと「温度を制御する状態を示す機械」となる。
サーモスタットの発明者
サーモスタットの発明者は、アンドリュー・フォゲル (Andrew Ure) という人物である。彼は、1816年に温度を制御するための装置を発明し、自身の著書「A Dictionary of Arts, Manufactures and Mines」の中で最初に「サーモスタット」の言葉を使用したとされている。
フォゲルによる温度制御装置は、メタルフレームの上に、ダイヤルつきの温度計、シリンダー状の水銀管、水銀満ちの銅製の球がある装置であった。球の中には、伸縮自在の金属バネがあった。温度が上がると、水銀が膨張し、球の量が増加する。すると、球を支えていた金属バネが伸び、温度を下げるために接点を切ることができるようになった。
現代のサーモスタットの機能
現代のサーモスタットは、フォゲルが発明した手動式のものから、自動制御できるものまで多彩なものがある。自宅やオフィスなどで使用されるエアコンや暖房器具、電気ポット、調理器具などには、それぞれサーモスタットが搭載されており、自動制御で温度を調整できるようになっている。
まとめ
「サーモスタット」という言葉は、英語の「thermostat」に由来するものである。サーモスタットの発明者は、1816年に温度制御装置を発明したアンドリュー・フォゲルである。現代のサーモスタットには、自動制御できるものがあり、エアコンや家庭用電化製品に広く使用されている。
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