蜻蛉の特徴
蜻蛉は、細長い体と長い羽根、大きな複眼が特徴的な昆虫の一種です。成虫は水辺に住み、尾端の翅を使って高速で飛び回ります。
「蜻蛉」とはどういう意味か
「蜻蛉」という漢字の由来は、ある伝説にあります。その伝説によると、中国の春秋戦国時代、呉の国に蟷螂と蜻蛉が住んでいました。ある日、蟷螂が蜻蛉にいうには、「この春が過ぎたら、きみも私も死ぬんだよ」と言いました。
これに対して、蜻蛉は「死ぬのは、きみだけだ」と言ったそうです。そして、蜻蛉は飛び立ち、一度も帰らずに死んでしまいました。
このような伝説から、「蜻蛉」は「飛び立ち、帰らぬ思い出」という意味合いがあるようです。
「とんぼ」の由来
「とんぼ」という言葉は、古代中国の「杜甫詩集」に由来していると言われています。この詩集の一篇に、「赤蝶と蓑蟲(みのむし)とを狩りつるを見たり。蓑蟲は跳種とうせしや、しろめをあてにつかず」という一節があります。
この中で「跳種(とんび)とうせし」という言葉が使われており、この漢字が当てられた昆虫が蜻蛉であるとされているため、「とんぼ」と呼ばれるようになったとされています。
コメントを残す