世界最古の犬はどんな犬だったのか？

背景

犬は、最も古くから人類と関わりを持ってきた動物の一つです。しかし、綿密なDNA解析技術がなかった時代に遡るにつれ、恐竜時代から続く進化の歴史をたどることは、非常に困難でした。

近年になり、ヨーロッパ北部にあるスウェーデンの研究チームが、1万年以上前の犬の骨のDNAを復元し、驚くべき発見をしました。この研究により、世界最古の犬種、フンド（Hund）が発見されました。

フンドは、現在のスカンジナビア半島周辺で最も一般的な犬種の一つです。しかし、この研究で発見されたフンドは、現在のフンドとは外見的にかなり異なっていました。短い足とずんぐりした体型を持つ彼らは、もっと古代的な犬種であると考えられています。

このフンドは、古代の狩猟民たちと一緒に行動しており、主に狩猟に使用されていました。考古学者たちは、彼らが野生のトナカイを追跡していたことを証明する証拠を見つけました。

こんなに古代的な犬種が存在していたことがわかると、犬と人間の関係の歴史も深堀りしたくなります。今後も、古いDNAから新たな発見が見つかることを期待しています。

（参照：https://www.sciencedaily.com/releases/2017/06/170629085842.htm）