中風とは
中風(ちゅうふう)とは、脳卒中の一種で、脳内の動脈や静脈が詰まることで、脳細胞が死んでしまう病気です。日本語では「中風」と言いますが、中国語の「中風」は麻痺を意味する言葉であり、脳卒中そのものを指す言葉ではありません。
中風の起源
中風という言葉は、日本独自の言葉でありますが、中国語の「中風」が起源とされています。当初は、中国医学において、四大要素(金・木・水・火)のうちの1つである「風」の一種として扱われていました。そして、風が体内に入り込むことで、関節に痛みやこわばり、頭痛、発熱、麻痺などの症状が現れるとされていました。
中世の日本における「中風」
中世には、中国から伝わった医学書に基づく「風証」が存在しており、さまざまな病気を「風邪」に分類していました。そして、脳卒中を指す「中風」という言葉が生まれました。江戸時代に入ると、医学が発展し、脳卒中の症状や原因がよく解明されるようになりました。
現代の中風診療
現代の中風診療は、急性期治療と予防治療が重視されています。急性期治療とは、発症から数時間以内に、可能な限り早く脳梗塞を解消することを指します。予防治療とは、脳卒中の危険因子を改善し、再発を防止するための治療です。高血圧、糖尿病、高脂血症などが脳卒中の危険因子とされています。
中風という言葉は、昔から使われていましたが、現代の診療の進歩によって、治療法や予防法が研究され、脳卒中を早期に発見・治療することで、患者さんたちの命を救うことができるようになりました。
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