『ローマの休日』で使われたスパニッシュ・ステップとは?

背景

1953年に公開された映画『ローマの休日』で、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が誘拐犯役のグレゴリー・ペック演じるジョーとダンスを踊るシーンが有名である。このシーンで使われたダンスが「スパニッシュ・ステップ」という。

スパニッシュ・ステップとは?

スパニッシュ・ステップは、元々はスペインの伝統的なダンスである。踊り手は、1-2-3、4-5-6、7-8のところで右足、左足、右足と小刻みに足を踏む。このステップを「トリプレ」と呼ぶ。また、踊り手は右足を踏んだ後、左足でホップ(跳ぶ)する動きを「エスキベル」、左足を踏んだ後、右足でホップする動きを「フレンセ」と呼ぶ。

映画でのスパニッシュ・ステップ

映画『ローマの休日』でのスパニッシュ・ステップは、元々存在するダンスとは少し異なる。ダンスシーンの振り付けを担当したジーン・ケリーは、スパニッシュ・ステップに自分なりのアレンジを加えた。具体的には、足を軽快に動かすことで、音楽とのリズム感を強調した。また、グレゴリー・ペックの演じるキャラクターが、アン王女をサポートするような動きをすることで、華やかなダンスシーンを作り出した。

まとめ

『ローマの休日』で使用されたスパニッシュ・ステップは、スペインの伝統的なダンスにジーン・ケリーがアレンジを加え、華やかなシーンに仕上げたものである。映画界において、このステップは「ローマ・ステップ」として、有名なダンスのひとつとなっている。


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