歴史を辿ると4,000年以上前から存在していた!
歯ブラシは現代のように、繊維が束ねられたブラシが一般的ではありませんでした。実際、最初の歯ブラシには、かなり異なる形と材料が使用されていました。
最古の歯ブラシは、紀元前1600年ごろに古代エジプトで使われていたものでした。この歯ブラシには、牛の骨から作られた取っ手と、豚の毛から作られた柔らかいブラシが付いていました。
「楊貴妃の歯ブラシ説」は本当か?
日本では、「楊貴妃の歯ブラシ説」といわれる伝説があります。この伝説によると、中国唐代の美女・楊貴妃が薬と一緒に香り高い歯ブラシを日本に送ったことがきっかけで、日本でも歯ブラシが一般的になったとされています。
しかし、この説はあくまで伝説であり、史実としては根拠がありません。実際に、日本で歯ブラシが一般的になるのは、明治時代になってからでした。
歯ブラシに使われる材料の変遷
現代の歯ブラシには、人工素材を使用したものが一般的になっていますが、歴史を辿ると、材料は大きく変化しています。
最初の歯ブラシには、牛の骨や台所用のブラシの毛などが使用されていました。その後、20世紀初頭にナイロンが発明され、歯ブラシのブラシの毛に使用されるようになりました。そして、今日では、歯ブラシの取っ手にはプラスチックが一般的になっています。
まとめ
歯石や虫歯は、現代でも問題となる歯のトラブルです。それだけに、適切な歯磨きが重要です。歴史的に見ても、歯ブラシは近代になるまで一般的なものではありませんでした。しかし、古代エジプトから使用され続けている歴史があることがわかりました。現代では、様々なデザインや材料の歯ブラシが販売されていますので、自分に合ったものを使って、適切な歯磨きを心がけましょう。
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