起源はお坊さんたちの言葉
「ありがとう」は日本人がよく使う言葉ですが、その起源は実は仏教にあります。平安時代に漢文の教典を翻訳するために中国へ派遣された僧侶たちが、帰国後に中国語で「感謝する」という言葉「阿羅訶」を日本語に翻訳する際、「あらがとうございます」という言葉が誕生しました。
江戸時代に「ありがとう」となる
江戸時代に入ると、「あらがとうございます」と言うのは一部の上流階級の人だけの言葉とされました。一般庶民は「ありがたや」という言葉を使っていましたが、次第に「あらがとうございます」という言葉が一般的になって、「ありがとう」という言葉が生まれました。
昭和時代以降、「ありがとう」は日本人の心のこもった言葉として定着する
昭和時代に入ると、「ありがとう」という言葉が更に日本人に愛されるようになりました。この時期、企業がお客様に感謝の気持ちを伝えるために「お買い上げいただきありがとうございます」という言葉が生まれました。また、『ドレミファロンド』のヒットにもより、「ありがとう」という言葉が広く浸透するようになりました。
まとめ
「ありがとう」という言葉は、日本文化や思想に根差した造語であり、日本人の感謝の気持ちを表現する言葉として今も愛されています。
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