コーヒー豆の話

1. コーヒーのモカは歴史的な名前

コーヒー豆の産地として有名なモカ。実は、モカという名前はかつて歴史的に重要な港町であったアフリカ東岸の都市モカから名付けられています。
現在でもエチオピアなどアフリカ東岸地域で生産されるコーヒー豆は、収穫時期が他地域より早いため、独特の風味が楽しめるとされています。

2. コーヒーの品質は標高によって違う

コーヒーの栽培には、海抜800~2200メートル程の高度が適しています。
高地で育ったコーヒー豆は、粘り気があり苦みが強くなる一方で、風味が豊かでゆっくりと煎れることができるとされています。
一方で、低地で育ったコーヒー豆は、酸味が強くなりますが、あっさりとした味わいが特徴です。

3. 煎り具合で味が変わる

同じ豆でも、煎りの仕方によって味が大きく変わることがあります。
浅煎りだと酸味が強く、甘みや香りが少なくなります。中煎りはバランスがよく、深煎りだと苦味、コクが強くなります。
また、煎りの過程で炭化しないように注意を払いながら、適切な温度で煎ることが重要です。

4. コーヒーに含まれるカフェインの量は豆と淹れ方で変わる

コーヒーに含まれるカフェインの量は、豆の品種や焙煎度合い、淹れ方などによってそれぞれ異なります。
例えば、ロブスタ種の方がアラビカ種よりもカフェインが多く、浅煎りよりも深煎りの方がカフェインが多く含まれます。
また、エスプレッソなど濃いめに抽出する方法では、同量の淹れたてコーヒーよりもカフェインの量が多くなります。