世界最古の建築物はどこ?

建築物の年代とは?

建築物の年代は、建築された年代ではなく、今からどのくらい前に建築されたかを表す「建築年代」という概念があります。建築年代は、建築物が建てられた時期から現在までの年数を数えたもので、普通は西暦で表します。

世界最古の建築物はどこか?

2019年現在、世界で最も古い建築物は、トルコのウルファ市にある「ギョベクリ・テペ」です。この建築物は、今から約1万2千年前に建てられたとされています。

ギョベクリ・テペとは?

ギョベクリ・テペは、世界遺産にも登録されている考古遺跡です。この遺跡は、まるで小山のようになっており、複数の円形の遺跡があることが特徴です。

ギョベクリ・テペの発見

ギョベクリ・テペは、1963年に農村開発のための数々の調査の中で発見されました。当初は単なる古代の墳墓とされていたものの、その後の発掘調査で、建築物としての性格が明らかにされました。

ギョベクリ・テペの意義

ギョベクリ・テペは、これまでの考古学の認識を覆すような発見とされています。これまでの考え方では、約1万年前の人類はまだ狩猟採集生活をしており、農耕をするようになるのは5千年前以降とされていました。しかし、ギョベクリ・テペには稲作に用いられると思われる遺物が出土しており、この建築物が作られた時点で、既に農耕が行われていた可能性があることを示しています。

参考: 科学技術振興機構


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