日本で唯一の陸軍基地がある島

概要

日本には、北海道から沖縄まで、様々な形態の米軍基地が存在していますが、陸軍基地は北陸にある富山県の小さな島、神通島にのみ存在します。

神通島とは

神通島は、富山県富山湾に浮かぶ島で、周囲はおよそ22km。江戸時代には、荒波の多い海に面していたため、瀬戸内海の島々とともに、幕府の「攻め手」として利用されていました。現在は、自衛隊の陸上自衛隊神通島演習場があり、その基地が島内にあるため、市民活動などは制限されています。

陸上自衛隊神通島演習場とは

1945年、日本が敗戦した後、アメリカ軍は神通島に空軍基地を設置し、1947年には陸軍基地に変更されました。その後、1954年からは陸上自衛隊の演習場として利用されています。演習場の面積はおよそ1300ha、北陸地方で唯一の演習場であり、山岳地帯のトレーニングや、砲兵、機甲などの装備の実戦訓練が行われています。

神通島の歴史的な意義

神通島の歴史的な意義は、国防上の軍事的な意義だけではありません。神通島や島にある自衛隊演習場は、自然や環境を保護するための取り組みも行っています。また、農業や水産業も盛んであり、そのための地域おこしにも取り組んでいます。適度な練習と自然、環境、そして地域住民との共存が、神通島の持続的な発展を支えているのです。

以上が、日本で唯一の陸軍基地がある島、富山県の神通島についての豆知識・雑学です。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です