巨大恐竜のひみつ

ティラノサウルス・レックスの歯の秘密

ティラノサウルス・レックスのような肉食恐竜の歯は非常に大きく、強い力を持っていました。しかし、その歯は実は一生で何回も入れ替わっていたのです。

ティラノサウルス・レックスは約20歳で成熟すると言われていますが、その一方で歯は1週間から2週間で生え変わっていたそうです。つまり、約50個もの歯を持っていたということになります。

ティラノサウルス・レックスは、大きな歯を持つことで、獲物を噛み砕くことができました。そして、歯が鋭い状態であることが重要だったため、新しい歯が生えてくると、古い歯は自然に抜け落ちる仕組みになっていたのです。

アンキロサウルスは、硬い骨に覆われた尾を鈍器のように使って、敵から身を守っていました。しかし、それだけでなく、鈍器尾は攻撃にも使用されていたのです。

アンキロサウルスは、骨の尾で振りかぶって、敵をつつくことができました。その力は凄まじく、時速60km以上で動くティラノサウルスなど、大型恐竜にも十分にダメージを与えることができたと言われています。

また、鈍器尾についた骨の突起物で、相手を串刺しにすることもできたとされています。

最近の研究で、恐竜たちは羽毛を持っていたことがわかってきました。それでは、なぜ恐竜は羽毛を持っていたのでしょうか？

羽毛には、単に保温・飛行のためだけではなく、コミュニケーションや繁殖、欠点を補う機能など、様々な機能があるとされています。

たとえば、オウムの仲間では、色鮮やかな羽毛で相手にアピールすることができます。いっぽう、不安定な足場で卵を温めるペンギンでは、羽毛が保温材となり、温度を調整して卵を守る役割を担っています。

恐竜たちの羽毛にも同様の機能があったかどうかはまだ不明ですが、多くの研究者が、羽毛には進化の過程で多様な役割が追加されていったのではないか、と考えています。