コンピュータは最初に千夜一夜物語を読んだ
創業者の一人であるスティーブ・ジョブズは、コンピューターが最初に抱いた夢を語った。それは、『千夜一夜物語』のように、いつまでも話が続くような、無限に広がる世界を作り出すことだった。当時ジョブズたちは、お金がなく、即席の寝袋で寝泊まりしていたが、夜な夜な話をしている中でのひととき、彼の中で何か大切なものが生まれたのだと思われる。
最初のコンピュータは超巨大だった
世界初のコンピュータは、1946年にアメリカ海軍が開発したENIAC(Electronic Numerical Integrator And Computer)と呼ばれるものでした。その大きさは全長約30メートル、重さ30トンもあり、数学計算のみしかできませんでした。しかし、当時の人々にとってはそれでも「驚異の発明」と評価され、政府はその価値を認め、製造費用の全額支払いを行いました。
コンピュータを活用して、宇宙船の航行に大成功
皆さんご存知の通り、アポロ11号は、1969年に史上初めて月に着陸した宇宙船です。それを支援するために、NASAが開発した計算機群のひとつ「AGC(Apollo Guidance Computer)」が使われました。AGCは、計算だけでなく、宇宙船の航法を全自動で行うことができました。その当時としては超高性能の計算機でしたが、私たちのスマートフォンと同等か、それ以下の性能だとされています。
コンピュータにも性格がある?
誰にでも特定の性格があるように、コンピュータにも性格があるという説があります。そのため、1980年代に導入されたパーソナルコンピューターは、それぞれに名前がついていました。例えば、IBMの「PC Jr.」は、明るく可愛らしいキャラクターを与えられ「Tandy 1000」は、落ち着いた趣きがある名前で呼ばれました。
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