銀河系について

1. 銀河系の形

銀河系は、約400億の星からなる薄い円盤状の構造をしています。その中央には、質量が400万倍もある「大質量ブラックホール」が存在しています。また、円盤状の部分には、スパイラルアームと呼ばれる腕状の構造があり、そこでは新しい星の誕生が行われています。

2. 銀河系とは何か？

銀河系とは、私たちの住む「太陽系」という恒星系が属する、巨大な星々が集まってできる銀河の一つです。地球から見える「天の川」という帯状の光景も、実は銀河系内の星々が集まって放つ光が重なり合って見えるものです。

3. 銀河系の年齢

恒星が生まれ、消滅するなどの周期は長いと言われていますが、銀河系自体の年齢は約138億年だと考えられています。これは、ビッグバンによって宇宙が生まれたとされる年齢のわずか約5%程度ということになります。

4. 地球から銀河系の大きさを測定する方法

地球から直接銀河系を見ることはできないため、銀河系の大きさや形状を測定するには、星々の運動を観測する方法が主に使われます。観測された星々の動きから、銀河系の全体像を再現することができ、直径が約10万光年程度、厚みが約1,000光年程度であると考えられています。