日本一古い建物は「瓦葺屋根の宇治上神社本殿」
日本には多くの古い建築物がありますが、最も古い建物は何でしょうか?それは京都府宇治市にある「瓦葺屋根の宇治上神社本殿」です。この本殿は、広く普及している「平安建築」の代表的な建物で、818年(弘仁9年)に創建されました。
この建物は縦横比の1:1.5の長方形で、柱に張り出しをつけた梁を敷いている「懐紙形式」の建物と呼ばれています。この形式は、前方の広い空間を創出することができるため、広間や対面式の部屋などに多く使われました。
普及している「平安建築」とは?
「平安建築」とは、平安時代(794年〜1185年)に築かれた建築物の総称です。当時の宮廷文化の発展に伴い、寺社や貴族の邸宅などに特徴的な建築様式が生まれました。代表的なものに、「平面長方形」の寝殿造があります。
また、「平安建築」の特徴としては、前述の懐紙形式の建物に加えて、桁行・梁長(梁の長さ)・柱間隔などには基準が定められ、工匠がそれを守って建築されたことが挙げられます。これにより、建物がより美しく、安定したものに仕上がっていると言われています。
まとめ
日本一古い建物は、平安時代に宇治に建築された「瓦葺屋根の宇治上神社本殿」であることが分かりました。また、この建物は「平安建築」の代表的な建築物の一つであることも分かりました。
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