「クリスマス」という言葉の起源についての豆知識

クリスマスの語源

「クリスマス」は、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祭日である。この言葉の語源は、キリスト教の名詞である「キリスト（Christ）」と、「ミサ（Mass）」というカトリック教会の典礼儀式に由来している「Mass」の合成語である。

キリスト教徒が、イエス・キリストの誕生を祝う最初の記録は、西暦336年のローマ教皇ユリウス1世の教令によるものである。しかしながら、12月25日を誕生日とする「クリスマス」の起源ははっきりしていない。

一説に、12月25日がクリスマスになったのは、当時ローマ帝国で主流だった「太陽の崇拝」に由来すると言われている。冬至の日が12月22日であることから、太陽が力を蓄えると考えられていた12月25日に、新生児救世主イエスの誕生と重ねて祝うようになったとされる。

クリスマスツリーの起源は、古代エジプト、ローマ、キリスト教のそれぞれから来ている。ローマ時代には、12月25日に軍人神「ミトラス」の祝福を求め、木の実や小枝を持参して聖地を訪れる習慣があった。キリスト教になってからも、改めてクリスマスツリーを飾る習慣が広がり、現在に至っている。