ユニークな絶滅種、トカゲの「ジャイアントセグロモニター」

種名の由来

セグロモニターとは、英語で「暗黒の守護者」を意味する“black monitor”。ジャイアントセグロモニターの名称は、一見のとおり成体であれば全長2.5メートルを超え、巨大な体が全身黒く光沢を放っている様子から名付けられました。

生息地と現在の状況

ジャイアントセグロモニターは、インドネシアのコモド島、リンカ島、フローレス島、レバンテ島にのみ生息していましたが、現在はコモド国立公園内でごく限られた場所でしか見られません。

1973年の時点で、その数はわずか1000頭以下と推定されており、自然環境の悪化や外来種の侵入などの脅威にさらされています。

絶滅の原因

ジャイアントセグロモニターは、昼行性であり、卵、小型爬虫類、哺乳類、鳥類などを捕食します。しかし、彼らの生息地には人間やイヌ、ネコなどの外来種が導入され、セグロモニターの繁殖に影響を与えています。また、環境の変化や農業開発、観光客の増加により、ジャイアントセグロモニターの生息範囲は縮小し、絶滅の危機に瀕しています。

絶滅を救う取り組み

ジャイアントセグロモニターを含む、コモド国立公園の動植物を守るために、国際的な保護団体や地元のNPO、現地政府などがさまざまな取り組みを行っています。

コモド国立公園では、保護区域に立ち入る人々に対して、ガイド付きツアーで公園内を案内することが義務付けられており、動物の生態や保護の必要性を認識することができます。

また、リズム病毒感染症対策に関する2019年の研究により、感染リスクを減らすためには、島内の環境を改善することが重要であることがわかりました。

(参考:https://www.komodonationalpark.org/


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