豆知識1:なぜ信号が赤色なのか?
信号機が導入された当初は、信号灯の色は赤、緑、白の3色ではなく、赤色と緑色の2色だけでした。赤色が停止・注意を表し、緑色が進むことを表していました。赤色が停止を表すのは、火災などで建物が燃えている際、消火車を呼ぶために早急に認識を促すために、赤ランプを灯したからだとされています。後に白色も追加されましたが、現在のように3色の信号機が一般的になったのは、第二次世界大戦後のことです。
豆知識2:「赤」という表現が広まった理由
「赤信号には注意しろ」という言葉が一般的になったのは、戦後すぐのころからとされています。赤色が注意を促す色として浸透したのは、やはり火事による影響が大きかったためです。また、警察や学校などの制服が赤い場合も多かったため、「赤は注意する色」というイメージが広がりました。
豆知識3:「赤信号には止まれ」と定められたのはいつから?
赤ランプが導入された当初は、停止する必要性がある場合にも、停止線を定めていませんでした。しかし、事故が多発したことから、明確なルールが必要とされるようになり、1948年に「道路標識等の設置及び基準に関する規則」が改正され、「赤ランプが点灯したときは進入しないこと」と定められました。その後、1954年には、「鉄道法施行規則」でも同様の内容が定められ、現在のように「赤信号には止まれ」というルールが定着しました。
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