世界一高い山エベレストの正式名称はサガルマータである

背景

エベレストはネパールとチベット（中国）の国境に位置する8,848mの山で、世界で最も高い山として知られています。しかし、実はエベレストという名前はネパール側での呼称であり、中国側から見た正式名称は異なります。

正式名称「サガルマータ」

エベレストの正式名称はチベット語で「サガルマータ」といいます。これは「天（サガル）の柱（マータ）」という意味を持っています。一方、ネパール側からの名称「エベレスト」は、イギリスの測量士サーベイヤー・ジョージ・エベレストの名前に由来します。

名称の変遷

エベレストの正式名称が「サガルマータ」となったのは1950年代以降のことです。以前はチベット側で「ジョモ・ランマ」と呼ばれていました。また、サーベイヤー・ジョージ・エベレストは自身が山に名前をつけることに反対していたため、彼自身の名前が用いられることにも苦言を呈していました。

まとめ

世界一高い山であるエベレストの正式名称は、ネパール側からの呼称の「エベレスト」とは異なり、チベット側での名前が「サガルマータ」であることをご紹介しました。命名の経緯には様々なエピソードがあり、エベレストは自身の名前を使われたことに反対していたという知られざる一面もあります。