世界最古の建築物は、トルコにある人工の丘状遺跡「ゴベリテペ」です。
「ゴベリテペ」とは、トルコ南東部ウルファ市郊外にある、紀元前9千年代に作られたとされる丘状遺跡です。
この遺跡は、石器時代の文化である新石器時代の早い時期に建設されたもので、直径約300メートル、高さ約50メートルあります。また、遺跡内には石柱や壁画、彫刻なども見つかっており、当時の人々の生活や信仰を垣間見ることができます。
なぜ世界最古の建築物として知られているのか?
「ゴベリテペ」は、発掘調査によって明らかになった建築物の中で、最も古いものとされています。
この遺跡の発見自体は、1963年になされましたが、当時は実際には建築物であることに気づかれず、1994年に再調査が行われた結果、遺跡内には円形の建物、祭壇、天文観測装置などがあり、これらが新石器時代における宗教上・社交的な儀式の場であったことが示唆されました。
このように、世界最古の建築物である「ゴベリテペ」は、当時の文化や宗教、技術の発展を理解するうえで非常に重要な発見となっています。
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