両生類の舌とは
両生類の多くは、餌(えさ)を食べるために舌を使います。両生類の舌は、舌骨(ぜっこつ)という骨の支えで、前後に伸び縮みすることができます。また、舌先には粘着性のある唾液がついており、獲物を捕まえることができます。
両生類の舌の種類
両生類の舌は、動き方によってさまざまな種類に分けられます。
投げ出し舌
投げ出し舌とは、“ビヨ〜ン”と伸ばす舌のことです。イモリやカエルなど多くの両生類がこの舌を持っています。
投げ出し舌は、瞬時に伸びるため驚異的な捕食力を持っています。投げ出し舌には、粘着性の高い唾液がついており、獲物を捕まえることができます。
引っ込める舌
引っ込める舌とは、口蓋(こうがい)の裏側にある、短くて太い舌のことです。アオガエルやオタマジャクシなどが、この舌を持っています。
引っ込める舌は、口を閉じたまま前後に動かすことができるため、口腔内を掃除したり、餌を咀嚼(くちず)することができます。
基部膨張舌
基部膨張舌は、口の奥にある舌の広い部分を膨らませて、餌をキャッチすることができる舌のことです。アリゲーターなど、一部の両生類がこの舌を持っています。
基部膨張舌は、口腔内で餌をキャッチすることができるため、外敵から身を守ることができます。
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