水素の元素記号は「H」だけではなかった！

水素の元素記号の由来

水素の元素記号は「H」であることは一般的に知られていますが、実はこれは二番目に決定された元素記号です。最初に提案された元素記号は、「A」という文字でした。フランスの化学者、ルイ・ベルタンは、化合物中の水素を表すために「A」という文字を採用しました。しかし、少し後に、別の化学者によって「アルゴン」の元素記号として使われたため、別の符号が必要になりました。

水素の元素記号になった「H」の由来

新しい元素記号の採用に向けた提案の中で、水素の元素記号になる候補は「H」、「W」、「I」、「E」でした。結局、「H」が採用された理由は定かではありませんが、説の一つに「Hydrogenium（ラテン語で水原子）」という言葉から来たという説があります。

水素は最も豊富な元素の一つ

水素は宇宙にも豊富に存在しており、地球の大気中にも存在しています。実際、地球の質量の75％を占める水素は、最も豊富な元素の一つです。宇宙においても、水素は最も豊富な元素で、全質量の90％以上を占めています。

以上が、水素に関するちょっとした豆知識でした。