水族館で見る生物の体表の光る現象、バイオルミネッセンスについて

バイオルミネッセンスとは

バイオルミネッセンスとは、生物が発する光の現象のことです。生物が発する光は、発色体という特殊な細胞内器官によって作り出されます。主に海洋生物などの水中生物で見られることが多く、水族館でもよく展示されています。

その仕組み

生物が発する光は、酸素と触媒(酵素)が関わる生化学反応によって作られます。具体的には、発色体内にある酵素であるルシフェリンが、酸素と反応してルシフェラーゼという酵素を活性化させ、結果として微弱な光が発生するという仕組みです。

バイオルミネッセンスを利用する生物

バイオルミネッセンスを利用する生物は多く、中でも深海生物はバイオルミネッセンスを用いて獲物をおびき寄せたり、脅かしたりすることがあります。また、陸上生物でも一部のキノコや昆虫にバイオルミネッセンスが見られ、森を歩く夜に不思議な光を放つ姿が観察されることがあるそうです。


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