日本では黒板は緑色が一般的

学校や塾で使用される黒板が緑色なのはなぜ？

実は、黒板が緑色であることには意味があります。昔の黒板は黒かったため、粉が飛び散りやすく目に悪かったのです。そこで、黒板に塗装する色を変えることが考えられました。

当初は、白色や黄色など、他の色も検討されましたが、それらの色は反射率が高く、眩しく見えることが欠点でした。そこで、目に優しい緑色が採用されたのです。

また、緑色は植物の葉と同じ色合いであり、精神的に安定感を与える色とされています。これにより、学生や教員のストレス軽減にも役立っているとされています。

黒板が緑色になる前は、本当に黒色でした。しかし、その黒板には明かりを反射する反射性のある黒板や、粉の飛び散りを抑えるために少し明るい茶色や、白壁のような白色の塗装も行われていました。

また、石灰岩などの自然の板状の岩を利用していた学校もあったようです。

現在でも、黒板は多くの学校や塾で使用されています。

しかし、近年では電子黒板やプロジェクターによる投影などの新しい技術が普及し、黒板の使用頻度は減ってきています。