航空機の識別符号
航空機には、識別符号が割り当てられています。この識別符号は、国際民間航空機関(ICAO)が制定したもので、世界共通で使用されています。主に、「国籍」と「識別符号」に分かれていて、国籍を表す2文字が先頭につき、残りの一連の文字や数字が続く形式で表記されます。
日本の航空機と識別符号
日本の航空機の識別符号は、「JA」という2文字から始まるものが多いです。これは、日本がICAOに登録する際に、「JA」という国籍コードを受け取ったためです。
なぜ「JA」なのか?
日本の航空機が「JA」という国籍コードを受け取った理由は、歴史的背景があります。それは、第一次世界大戦の頃における日本の選択に起因します。
当時、ICAOによる国籍コードの制定はまだなく、各国が独自にコードを設けていました。当時、日本が航空技術の発展を目指す上で切実だったのは、欧米の先進技術を取り入れることでした。そこで、日本はアメリカのグレン・カーチスに航空機の製造技術を学びに行くことを決定しました。
カーチスは、アメリカのアラバマ州のモービルに工場を持っていたため、日本側は「アラバマ」という単語に対応する文字である「JA」を国籍コードに選ぶことにしました。
まとめ
日本の航空機は、ICAOによって割り当てられる国籍コードが「JA」ということが多いです。この「JA」の由来は、第一次世界大戦頃に日本がアメリカのカーチスから航空技術を学びに行くことを決定した際、その工場があるアラバマ州に由来するものです。
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