世界には約829種類の蚊が存在する！

蚊の分布

蚊と聞くと、誰もが「刺されるとかゆいから嫌だな…」と思うかもしれませんが、実は生態系にとって重要な存在でもあります。世界で最も一般的な蚊は、アフリカや南アジアを中心に生息するカ黄熱蚊（Aedes aegypti）で、黄熱病、デング熱、ジカ熱などの伝染病を媒介することで知られています。また、ムカデカや関東蚊など日本国内でも様々な種類の蚊が生息しています。

蚊の種類

実は、世界には約829種類もの蚊が存在していることが明らかになっています。そのうち、中でも最も多い種類はアフリカ地方での生息が多い種類で、約235種類もあるとされています。また、南極を除いた全世界に生息している種類も存在しています。

こうした多様な蚊にはそれぞれ特徴があり、体長がわずか2mm以下の極小種、羽を持たず泳ぐことができるもの、水の中で卵から孵化するものなど、環境に適応したさまざまな形態が見られます。

蚊と人間関係

蚊は血液を吸うことで生きていく生物ですが、人間を刺す場合も多いため、吸血することには大きな問題があります。刺された際にかゆみや痛み、そしてアレルギー反応を起こす人もいるため、対策が必要です。

また、蚊は熱帯や亜熱帯地域では厄介な害虫になることもあり、炭酸ガスを吸い取る電球型の罠などが実用化され、対策が進んできています。

蚊についての豆知識としては、蚊が吸血する際に針のような咀嚼器で刺していることが挙げられます。この咀嚼器は、蚊によってすぐに抜き取られるため、吸血中に気付くことはほとんどありません。