世界最大のカニは、どんなカニか知っていますか？

豆知識

世界最大のカニは、「ジャイアントクラブ」と呼ばれるカニで、最大のものは9メートルもの幅を持つといわれています。このカニは、日本では「タカアシガニ」として知られていますが、特に北海道や東北地方でよく見られるカニです。

ジャイアントクラブは、北太平洋に生息する大型のカニで、英名では「ジャイアントキングクラブ(Giant King Crab)」と呼ばれます。これは、その大きさが王様と同等の大きさであることから名づけられました。

体長は4メートル以上にもなり、体重は15キログラムを超えることもあります。また、鋭い爪も非常に大きく、その力は強烈で人間をもつかむことができます。

ジャイアントクラブは、冬の間に海底に潜りこみ、春先になると浅瀬に上がって卵を産みます。産卵後、オスは死に、メスは卵を守りながら育てます。卵から孵化した稚ガニは、約2か月かけて大きくなります。

そして夏になると、成長したカニは海底の浅瀬に上がって、沿岸域で石灰質の殻をつけます。秋になると、成熟したカニは再び深海に潜りこみ、次代を繁殖します。

日本産のジャイアントクラブは、特に北海道・東北の沖に豊富に生息しており、北海道では「毛ガニ」という名前で食用にされます。非常に美味であることから高級食材としても知られています。