噛むと辛さが減る？

辛いものを食べると神経が麻痺する

辛いものを食べると、一時的に舌や口の中の神経が麻痺します。このため、最初は辛くて苦手だったものでも、慣れてくると辛くなく感じるようになります。

噛むことで辛さを軽減できる

しかし、実は噛むことでも辛さを軽減することができます。辛いものに含まれる成分は、唾液の中のアミラーゼという酵素によって分解されます。このアミラーゼは、噛むことでより多く分泌されるため、噛んで食べることで辛さが減るのです。また、よく噛むことで食べ物を細かくすることで、辛味の成分がより広範囲に拡散し、均一に舌に広がります。

ただし、噛み過ぎには注意

ただし、噛み過ぎには注意が必要です。唾液に含まれるアミラーゼは、噛むことで増えますが、食べ物を胃まで送り込むためには、消化酵素が必要です。噛み過ぎると、消化酵素が不十分になってしまい、消化不良の原因になることがあります。適度な噛み方を心がけ、辛いものを美味しく食べましょう。