世界一高い山と言われるエベレストの高度について

世界一高い山とは

世界中には多くの高い山がありますが、世界一高いと言われている山はネパールと中国の国境に位置するエベレストです。エベレストは標高8,848メートルで、周りにはほかの高い山々もありながら、突き抜けるようにそびえ立つ姿は圧巻です。

エベレストの高度とは

エベレストの高度は8,848メートルとされていますが、実際には常に変化しています。それは、地球の形が球体ではなくジオイド（地球形状モデル）であるため、地球の重力がバランスを崩し、地表面に出る高さが変化するためです。また、気温や大気圧、風速などの気象条件によっても高度は変化します。

エベレストの高度の変化がもたらす問題

エベレストの高度が変化することで、クライマーたちにとってさまざまな問題が生じます。例えば、エベレストで起こる最も多い死因は高山病です。高い高度になるにつれ、酸素濃度が著しく低下するため、体内の酸素不足が引き起こす病気です。高山病には重症化すると命に関わることがあり、クライマーたちは酸素ボンベを使って対処します。

エベレストの高度と人体

エベレストの高度は人間にとって過酷な場所であり、そこに生息する鳥などの動物は呼吸や循環器系など、生理学的に適応をしているため、人間には適応しづらい環境です。クライマーたちは、数か月にわたる高所トレーニングや酸素ボンベの使用など、体を適応させるための準備をしてから挑みます。