実は「万葉集」には現代語でも通じる言葉がある

1. 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」

この有名な一節は、春日居正光(かすがいまさみつ)が詠んだものです。現代語に直すと、「長いトンネルを抜けると、雪国に出ます」となります。

2. 「山椒は小粒でピリリと辛い」

「山椒は小粒でピリリと辛い」という句がありますが、これも現代語で言うと、「山椒は小さい粒ですが、辛さがピリッとします」となります。

3. 「あしをやわらかみて」

万葉集には、多くの万葉仮名(まんようがな)と呼ばれる仮名が使われています。例えば、「あしをやわらかみて」の一節には「あし(足)」という漢字が使われていません。現代語に直すと、「足をやわらかくして」となります。

4. 「葡萄(えびす)のしぞめきに死にたし天のはき」

「葡萄のしぞめきに死にたし天のはき」は、葡萄がしぼんでいるさまを表現した句です。現代語でも通じる表現に直すと、「葡萄がしぼんでしまっていて、死にそうになる、というくらい、残念な気持ちになります」となります。


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