背景
「明日は我が身」という言葉は、今や誰でも知っているようなことわざですが、実際にはどのような背景から生まれたのでしょうか?
由来
この言葉は、戦国時代の中国の哲学者、韓非子(かんぴし)が唱えたとされています。韓非子は、孔子や荘子などとともに、古代中国の代表的な哲学者の一人として知られています。
あるとき、韓非子が秦の国の王に仕えていた際、弟子の一人が罪を犯して処刑されるという事件がありました。このとき、韓非子は「獄中の弟子を見舞いに行った」という理由で罪に問われることになりました。
韓非子は、自分が無実であることを主張しましたが、弟子たちからは「あなたが弟子を助けてくれるとは思えない」と疑われていました。そこで、韓非子は「明日は我が身」と言って、自分が同じように処刑される可能性があることを語りました。結局、韓非子は釈放されたことから、この言葉が生まれたとされています。
まとめ
「明日は我が身」という言葉は、戦国時代の中国の哲学者、韓非子が唱えた言葉だとされています。韓非子自身が無実ながら罪に問われた際、将来自分が同じような立場に陥る可能性があることを語ったことが由来とされています。
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