世界最古の巨大動物は何だったか？

背景

地球に生息する動物には、大きいものから小さいものまで、さまざまな大きさがあります。われわれが現代に生きるために知っている限り、世界で最も大きな動物は現在、海に生息するクジラのブルーホエールです。しかし、過去にはさらに巨大な動物が存在していたと言われています。

現代的な動物としては、クジラのブルーホエールが世界で最も大きな動物とされています。体重が約200トンに達し、全長は33～34mにもなります。また、恐竜時代に生息していたアルゼンチノサウルスも長さが40mほどあったと推測されています。

恐竜は、過去に地球上に存在した中でも、最も大きく、恐竜以外にも、巨大な生物は多数存在していました。

例えば、海に生息していたアンモナイトは、15mにも及ぶ大きさのものがいました。アンモナイトは、現在も化石として残っていることから、その大きさが推測されています。

そして、過去には陸にも巨大な生物がいました。アフリカに生息していたパルクソサウルスは、全長が18～20mにも及ぶ恐竜でした。

世界最古の巨大動物は、約5億5000万年前に生息していた「エディアカラ動物群」に属する生物の1種、「ディコミア・エルシャタール（Dicksonia elsworthi）」でした。

ディコミア・エルシャタールは、現在知られている3つのエディアカラ動物群のうち、最も古いもので、大きな円盤状の体を持っていました。その円盤状の体は直径が1mにもなり、全体の寸法は現生のカバに匹敵するほどでした。

今回は、世界最古の巨大動物について紹介しました。現在のクジラのブルーホエールが世界で最も大きな動物とされていますが、地球の歴史の中で多くの巨大な動物が存在しました。その中でも、最も古い巨大動物は約5億5000万年前に生息していた「エディアカラ動物群」の「ディコミア・エルシャタール」でした。