カメの甲羅には「燃え殻」と呼ばれる特別な板がある

カメの甲羅

カメの甲羅は、身を守るだけでなく、水分を保つための上皮や脂肪、骨、筋肉からできています。そして、特に興味深いのが「燃え殻」と呼ばれる板です。

燃え殻とは、カメの甲羅にあるプレートのことです。背中の上に見えるプレートの中央にある1枚が燃え殻で、色が違うことが多いため、一目でわかります。

燃え殻は、骨や筋肉と密接につながっており、甲羅全体を支える役割を持っています。さらに、このプレートは体内で、カルシウムの保存庫としても機能します。

燃え殻は、カメの年齢や健康状態を判断するのに役立ちます。最も古いと言われている頭足類化石には、すでに燃え殻を持つ甲羅が発見されています。

さらに、このプレートは、カメを切り開かずに、年齢を確認する方法でもあります。燃え殻は、成長が進むにつれて年々、厚くなるため、厚さを計測することで、カメの年齢を知ることができます。

以上のように、カメの甲羅には「燃え殻」と呼ばれる特別な板があります。カメの健康状態や年齢を判断するのに役立つだけでなく、カルシウムの保存庫として機能するなど、機能は多岐にわたります。