植物学上の豆知識

葉っぱには「こだわり」がある

植物の葉っぱには、大きく分けて3つの形があります。1枚の葉で中央脈が通る「単葉」、中央脈から複数の脈が分かれる「複葉」、脈がない「無葉」です。また、ミントなどの葉っぱには「鋸歯」と呼ばれる鋸のようにギザギザの形があり、これは細胞壁がこんもり盛り上がることでできています。

植物の名前には理由がある

植物の名前には、その植物が持つ特徴が表れています。例えば、「シャガ」の名前は、縁の鋸歯が「写(しゃ)」ったように見えることから来ていて、日本人が植物に対する観察力や想像力を持っていることがうかがえます。

花びらの数は決まっている?

花びらの数には個体差がありますが、多くの植物では一定の数に限定されています。例えば、バラは5枚以上、ゆりは6枚、花菖蒲は3枚と決まっています。これは、花の芯がしっかり守られ、花粉が効率よく運ばれるようになっているためと考えられています。

よく似た植物でも根の形は違う?

似通った植物でも、根の形には違いがあります。例えば「シャガ」は、台形にわずかに盛り上がった根を下に伸ばし、地下茎から根を伸ばす「匍匐根」です。一方で、「ウド」は円錐形の根を地中に突き出し、「単子葉植物」の代表的な根の形として知られています。


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