月と地球の関係

月の誕生

およそ45億年前、地球と同時期に誕生した月は、衝突説と凝縮説の2つの説があります。
衝突説は、地球が原始の小惑星と衝突した際に、放出物が集まって月が形成されたという説です。
一方、凝縮説は、地球と同時期に太陽系が形成された際に、原始的な星雲状物質から月が凝縮してできたという説です。

月の表面と裏面

月は地球と常に同じ面を向いており、そのために月の裏面を観測することは地球からではできませんでした。
しかし、1959年にソビエトの探査機・ルナ3号によって初めて月の裏面が撮影され、その謎が解明されました。

満月と新月

満月と新月の間に起こる「三日月」は、月が太陽と地球の間に位置するため、地球からは見えなくなってしまいます。
一方、満月は、月が地球と太陽の間に位置するために、太陽に照らされて光が反射して見える状態です。

映画「月に向かって撃て！」の影響

映画「月に向かって撃て！」(原題：For Your Eyes Only)は、ジェームズ・ボンドシリーズの一作で、主人公ジェームズ・ボンドが月面で戦う様子が描かれています。
この映画は、連邦航空局が1972年から制定していた月面へのオービタル通過条項を撤回させるきっかけとなり、私人が月面への着陸を試みることを可能にしました。