世界で最も小さな国はバチカン市国

バチカン市国とは？

バチカン市国は、イタリアの首都ローマ内にある、カトリック教皇庁の管轄下にある独立国家です。

バチカン市国の総面積は、わずか44ヘクタールです。これは、日本の代表的な公園である上野恩賜公園の面積（53.5ヘクタール）よりも小さいです。

バチカン市国の人口は、約800人です。これは、日本の小学校1校くらいの人数です。

バチカン市国は、19世紀末に成立しました。当時、中央イタリア地方にあった教皇領をイタリアが併合することを決定し、教皇君主制は崩壊しました。その後、教皇庁はバチカン市国の成立を宣言し、自らを国家としての権限を持つカトリック教会の一派と位置づけました。

バチカン市国には、世界的にも有名な観光名所があります。その1つが、システィーナ礼拝堂内部に描かれた、ミケランジェロによる「最後の審判」です。また、バチカン美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロの作品が収められています。