カフェインの摂取量は1日で何ミリグラムが適量？

カフェインの効果と副作用

カフェインは、コーヒーや紅茶、コーラなどの飲み物に含まれる刺激性のある物質です。適量であれば、覚醒作用や集中力の向上などの効果がありますが、過剰摂取による副作用もあります。

過剰なカフェイン摂取は、不眠症、心拍数の増加、不安、中枢神経興奮、頭痛、動悸、消化不良などの副作用を引き起こす可能性があります。

一日の適量とされているカフェイン量は、成人の場合は200〜300ミリグラム(以下略Mg)程度です。これは、約2〜3杯のコーヒーや4〜6杯の紅茶、または4〜5本のコーラに含まれる量に相当します。

しかし、個人によって摂取量に耐性があり、適量を超えても副作用を感じない場合もあります。また、妊娠中や授乳中、高血圧や心臓疾患、不整脈などの持病がある場合は、医師の指示に従って摂取量を調整する必要があります。

カフェインは、摂取すると約30分〜1時間後に効果が現れ、摂取後約6時間経過すると、身体から半分程度が排出されます。そのため、夕方以降に摂取すると眠りにくくなる場合があります。

また、カフェインには、肝臓の解毒作用を促進する作用があるため、アルコールを一緒に摂取するとアルコールが解毒される速度が加速され、アルコールの影響を受けやすくなるというデータもあります。